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【キングダム】廉頗(れんぱ)は史実で実在したの?モデルの正体や功績まとめ!

漫画『キングダム』に登場する元趙国三大天の一角で戦闘において異常な強さを誇る大将軍廉頗(れんぱ)。

李牧からも「正面から戦って勝てる人はいない」とされるなど、作中でも最強クラスの将軍として描かれていますね。

「中華統一」の言葉を口にするなど、敵ながら主人公の信にも影響を与えている人物とも言えるでしょう。
 
 
今回はその廉頗について、モデルの正体、もしくは史実で実在したのか、どんな功績を残した人物なのかを紹介していきます。

【キングダム】廉頗のモデル・正体は?史実で実在したの?

出典:https://fika-fika.net/

結論から言うと廉頗は実在おり、元趙の三大天という肩書にもある通り、趙で長年活躍をしていた人物です。

同じく趙の三大天である藺相如とのエピソードは「刎頸の交わり」という故事のもとにもなっていますね。

史実でも六大将軍筆頭の白起と対決していたり、晩年にもまだまだ戦場で戦えるアピールをしたりと、武人としての逸話がたくさんあります。
 
 
もう少し詳しく廉頗の残した功績をみていきましょう。

【キングダム】廉頗はどんな残した功績を残したの?

出典:https://comic-kingdom.jp/

史実での功績や最期

●史実で初めて登場

●刎頸の交わり

●長平の戦い

●趙からの亡命

史実で初めて登場

史実は紀元前283年に「斉を破った」という記述で登場をしています。

その前年には、燕のレジェンド楽毅が合従軍を率いて、斉を打ちのめした戦い(済西の戦い)が行われています。
 
 
当時は東の斉と西の秦が二大強国であり、間に挟まれていた趙にとっては領土拡大ができるよいタイミングだったのでしょう。

弱っていた斉に対して、趙が追い打ちをかけた形になりますね。
 
 
この戦いの後、廉頗は上卿に任じられており、趙国内でも高い地位に上ることになります。

刎頸の交わり

国内でも高い地位にいた廉頗にとって、気に食わない相手がいました。

それが同時期に宰相となっていた藺相如です。
 
 
廉頗は戦場で武功を立てて出世していきましたが、藺相如は戦場ではなく外交で重用されていました。

命がけで戦ってきた廉頗にとっては面白くないわけですね。

その結果、廉頗は藺相如の悪口を言いまくります。
 
 
一方で藺相如は「趙は廉頗と自分がいるから他国からも手を出されない」とよく分かっていたため、あえて廉頗とは衝突しないように顔も合わせないように気を遣っていました。

その話を聞いた廉頗は己のこれまでの行いを非常に恥じました。

片肌を脱ぎ、茨の鞭を背負って藺相如へ謝りに行きます。

これは当時の罪人が刑を受ける格好であり廉頗の心からの謝罪の姿勢が見て取れますね。
 
 
結果、藺相如は廉頗を温かく迎え入れ、「その友人ためなら首(頸)を刎ねられても惜しくない」というほど親密な関係となりました。

これが世に言う「刎頸の交わり」の起源となっています。

長平の戦い

藺相如と廉頗がいる間は強国秦もなかなか攻め込めずにいました。

しかし、紀元前262年、秦が六大将軍の一角である王齕に命じて親交を開始します。

キングダムでは王騎や摎も参戦している様子が描かれていますね。
 
 
秦を迎え撃つために、廉頗が総大将として戦場へ赴きます。

廉頗は秦の遠征軍に対して、城へこもり、長期戦に持ち込みました。
 
 
三国志時代の諸葛亮も北伐で一番頭を悩ましていたのが兵站の供給ですので、「秦にこれ以上侵略をさせない」という目的には即していた判断でしょう。

結果なんと3年もの間、秦の攻撃を防ぎきります。(3年も攻め続けた秦の国力にも驚きですね。)
 
 
しかし、ときの孝成王は秦の間者からの言葉を信じて廉頗を総大将から解任し、趙括(三大天趙奢の息子)を任命してしまいます。

これを好機と見た六大将軍筆頭の白起はこっそりと王齕に代わり総大将として入り、趙括を完膚なきまでに叩き潰します。
 
 
春秋戦国時代最大の戦いである長平の戦いは、趙の大敗北という形で幕を閉じます。

40万人ともいわれる捕虜はすべて生き埋めにされてしまいました。

その後、趙は魏の信陵君、楚の春申君の援軍もあって辛くも秦を追い払うことに成功しています。

趙からの亡命

その後の廉頗は将軍としていくつかの功を立てますが、孝成王の次の王である悼襄王が即位すると、元々折り合いが悪かったためか罷免されてしまいます。
 
 
ぶち切れた廉頗は後任の楽乗を撃破し、魏へ亡命します。

そのため、趙の元三大天なのにキングダムでは対魏戦で登場したのですね。(ちなみに史実では魏で大軍を率いて戦ったことないようです。)
 
 
その後はさらに楚へ亡命します。

当時は秦がさらに強国となっており、母国の趙から帰参の話も出ていました。

それに対して廉頗は「一飯に斗米、肉十斤、甲を被り馬に上り」と記載があるようにやる気満々でそれを承諾しています。

しかし、廉頗の仲の悪かった郭開の策略で「廉頗はもう老いて使い物にならない」という嘘の報告で話が破談となってしまいます。
 
 
廉頗は軍を率いることはなく、失意の中楚で生涯を全うします。

まとめ

出典:https://comic-kingdom.jp/

キングダムに登場する廉頗についてご紹介しました。

廉頗は実在する人物で、藺相如と双璧をなす趙の柱石でした。

キングダムで描かれている豪快な人物像や異常な強さはあながち誇張でもないのかもしれませんね。

現在連載中のキングダム中でも格としてはトップクラスに入る大人物ですね。