フェアリーテイルの最終章、アルバレス編で対峙することになったエルザと帝国最強の女魔導師アイリーン。
アイリーンの初登場時からその見た目がエルザと似ており、何かしらの関係があることをほのめかすシーンが作中でもいくつかありました。
そして、物語が進む中でエルザとアイリーンが親子であることが明かされます。
今回の記事では、エルザと母親であるアイリーンとの親子関係、そしてエルザの父親について紹介をします。
【フェアリーテイル】エルザと母親アイリーンの親子関係について
エルザとアイリーンが作中で初めて出会ったのは、アルバレス帝国との戦いの時でした。
その時、アイリーンの口からエルザの出生について語られています。
ここからは、その内容を解説しつつエルザと母親のアイリーンの親子関係について紹介をします。
アイリーンが生み出した滅龍魔法
約400年前、アイリーン・ベルセリオンはドラグノフという王国の女王でした。
当時まだドラゴンが多く生息していて、人と共存するドラゴンがいる一方で、人を襲うドラゴンも存在していました。
異なる思想を持つドラゴン同士の戦いは、共存派のドラゴンが不利でした。
優れた付加魔導師でもあったアイリーンは、その状況を見かねて人にドラゴンの力を付加することを思いつきます。
これが滅龍魔法の始まりです。
滅龍魔法の代償
滅龍魔法を生み出して、共存派のドラゴンと共に、人を襲うドラゴンと戦うドラグノフの人々ですが、次第にその代償に気づくことになります。
力が抑えられず凶暴化する者や、ドラゴンの視力と人間の感覚のズレに悩まされる者等、巨大な力に体を蝕まれることになりました。
さらに、作中ですでに語られていたように、ドラゴンの血を浴びすぎた滅龍魔導は、やがて体がドラゴンへと変化していくという代償もあります。
アイリーン自身も頬に龍の鱗が現れ、次第に龍化が進んでいきます。
龍との戦いの後
ドラゴン同士の戦争ですが、突如現れたアクノロギアの一人勝ちで幕を閉じます。
ドラゴンとの戦いで竜化が進んだアイリーンに対して、アクノロギアと同じようになると周囲から恐れられています。
そのため、彼女は牢に幽閉され、暴力や拷問、辱めを受けることになったんですね。
実はこの時、アイリーンはエルザを身ごもっていました。
しかし、薄暗い牢屋では生むことができないため、魔法で生まれるのを遅らせていました。
ある時、後述するエルザの父親から、3年も生まれない人間がいるはずがないと剣で襲われそうになり、ついにアイリーンは完全に龍化してしまいます。
ゼレフと出会い人の姿に戻る
出典:http://fairytail-sokuhou.seesaa.net/
人間に戻りたいと願いながら数百年、アイリーンはゼレフと出会います。
ゼレフによってアイリーンは人間の姿にもどりますが、姿だけで中身はドラゴンのままでした。
悩み苦しんでいたアイリーンでしたが、ある考えが頭をよぎります。
今お腹の中にいる子供に自分の人格を付加すれば、人間の体が手に入る。
そう考えたアイリーンは付加術を試みましたが、失敗したようです。
そのため、興味がなくなり、エルザを捨てたことをアイリーンの口からエルザに伝えられています。
アイリーンのエルザへの本当の想い
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付加魔術に失敗したと語ったアイリーンですが、実は嘘であったことがアイリーンの回想で明らかとなっています。
当初はエルザに対して付加術を使おうとしたのですが、赤ん坊のエルザが可愛くて、付加をやめていたのです。
エルザをローズマリー村に捨てた理由は、エルザに付加魔法をかけないという決心が揺らがないようにするためだったのです。
アイリーン自身も長らく忘れていたようですが、エルザに敗れた時に、かつてエルザを愛していたことを思い出したようです。
短い間ですが、エルザ自身もアイリーンに対してお母さんと呼ぶなど、少しアイリーンを受け入れたような描写があります。
作中ではアイリーンとエルザの親子関係は出会い方のせいもあり、良好とは言えませんが、もう少し接する時間があれば和解する余地もある関係だったでしょう。
アイリーンとエルザの名字が違う理由は？
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余談ですが、アイリーンとエルザはそれぞれ名字が異なります。
せっかくなので、その理由についても紹介したいと想います。
エルザの名字であるスカーレットは、ジェラールが付けたものです。
捨て子だったエルザは自身の名字を知りませんでした。
そこで、ジェラールがエルザの緋色の髪をみて、スカーレットという名字をエルザに与えています。
一方、アイリーンの名字であるベルセリオンは、かつてアイリーンと共に戦った賢龍ベルセリオンに由来しています。
アイリーンとエルザの名字が異なるのは、そういう理由があるからです。
【フェアリーテイル】エルザの父親は誰？
アイリーンの回想によって、エルザの父親も明らかとなっています。
エルザの父親は、ドラグノフの隣国のラング将軍でした。
見た目は黒い髪に三白眼、無精髭をはやした男性です。
ドラゴンの戦争が終わったのち、龍化するアイリーンを見て化け物と蔑み、アイリーンを幽閉するように命じます。
そんなエルザの父親ですが、最後は龍化したアイリーンの手によって死亡しています。
まとめ
今回は、エルザと母親アイリーンとの親子関係を中心に、エルザの父親についても紹介をしました。
今回の記事を呼んで、興味を持った方は是非原作やアニメもチェックしてみてくださいね。
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