漫画キングダムにおける政の宿敵呂不韋。
現在秦国の中心で活躍する昌平君、蒙武らを「四柱」として従えて、秦国での最高権力者、底知れぬ大物ぶりを見せていましたね。
最終的には政の政治的勝利、服毒自殺の描写で呂不韋との決着はつきました。
互いの政治的価値観をぶつけるシーンは迫力があり、キングダム屈指の名シーンとして挙げる人もいるのではないでしょうか?
今回は改めて呂不韋の史実に実在したのか?モデルや正体は誰なのか?残した功績についてまとめていきます。
是非ご覧ください!
【キングダム】呂不韋は史実で実在したのか?漫画でのモデル、正体は?

出典:https://entame-blog-second.com/
はじめに「呂不韋は実在したのか?」ということについてです。
ご存じの方も多いかもしれませんが、世界史の教科書に載るレベルで有名な史実上の人物ですね。
特徴的なのは王族や貴族ではなく、一介の商人から大国秦の丞相まで成りあがった人物であることです。
最も古く「立身出世」を果たした人物の一人ではないでしょうか。
作中においてはすでに丞相の地位にあり、権勢をふるっています。
また、「お金」「富」に関する表現も多く、商売にたけた人物として描かれていましたね。
城の割譲を商売と見立てて李牧をやる込めるシーンは呂不韋の真骨頂でした。
次に史実での功績も見ていきましょう。
【キングダム】呂不韋の功績!時代の大物!?

①「奇貨居くべし」荘襄王を援助、秦の丞相へ
②最盛期、呂不韋の時代へ
③嫪毐(ろうあい)の乱、失脚、服毒自殺へ
呂不韋の史実での功績を紹介していきます。
『キングダム』はおおよそ史実に沿っている作品ですので、作中とリンクする部分もたくさんあります。
まずは秦国に入る前から見ていきましょう。
「奇貨居くべし」荘襄王を援助、秦の丞相へ
そもそも呂不韋は商人の子です。
若いころは各国を回り、父とともに莫大な富を築いていたようです。
これまで通り、商売で趙を訪れていた際に、みすぼらしい秦の公子を見つけます。
それが政の父親にあたる荘襄王(即位前は子楚と呼ばれています)でした。
ここまでは他の商人でもよくあることかもしれませんが、ここからが呂不韋の凄み、出世への入り口となります。
子楚を見つけた呂不韋は、なんと子楚に「投資をする」という判断をします。
もちろんただの人助けでなく、「投資」ですので、ゆくゆく子楚が秦国で権力を持ち、それを支援した自分にもリターンがあると考えたのです。
しかし、当時の秦国には20名も公子がおり、子楚の王位継承順位は決して高いものではありませんでした。
そのため、呂不韋は秦国に対してゴリゴリの営業、ロビー活動をします。
これまで蓄えてきた富を使って、社交界で名を売り、秦本国まで子楚の良い噂が流れるようにしたのです。
結果、子楚は太子となることができ、秦へ戻ります。
その後ほどなくして子楚が荘襄王として即位し、それに伴って呂不韋も重用され、丞相の地位に上ることとなります。
まさに想定していた絵図の通りですね。
この故事が「珍しい品物は買っておけば、あとで大きな利益をあげる材料になるだろう。得がたい好機を逃さず利用しなければならない」という意味である「奇貨居くべし」のもととなっています。
呂不韋の営業力は現代でも通用する部分もありそうです。
最盛期、呂不韋の時代へ
丞相の地位に就くと、呂不韋にならぶ人物はいないくらい権力をふるうこととなります。
当時の呂不韋は春秋四君である信陵君らに倣って、大量の食客を受け入れていました。
その数は3000人ともいわれ、クレイジーな財力と権勢になっています。
また、「呂氏春秋」という今でいう百科事典的な書物も食客たちに作成させています。
呂不韋が文化的な分野に興味があったのかはわかりませんが、当時の最先端知識の集合体を作ることは呂不韋の力を中華全体に知らしめることにつながりました。
ちなみに、この「呂氏春秋」を「一字」でもリライトすることができれば「千金」をあたえるという大盤振る舞いをしています。
これが「一攫千金」の由来にもなっていますね。
これがホリエモンや前澤社長の言うような「お金を使えばその分もっとはいってくる」ということなのでしょうか?
これらのように、最盛期の呂不韋は中華全体でも比類がないくらいの財力、ブランディングを確立していた人物といえるでしょう。
嫪毐(ろうあい)の乱、失脚、服毒自殺へ
呂不韋の権勢も永遠に続くものではありませんでした。
呂不韋の失脚の原因となるものは女性関係でした。
実は政の生母である太后は呂不韋が商人時代の愛人だったのです。
太后とよりを戻してしまうところから、呂不韋の歯車が狂い始めます。
元愛人とはいえ、今は秦王政の生母です。
この関係が露見したら呂不韋といえどもただでは済みませんね。
そこで、嫪毐(ろうあい)という巨根の男を太后へあてがうことで太后から距離を取ろうとはかりました。
太后は嫪毐を溺愛し、予定通り呂不韋は距離を置くことに成功するのですが、そもそも嫪毐は愚鈍な男ですので、嫪毐と太后との関係が発覚してしまいます。
嫪毐は宦官ということで太后の近くへいっているので、密通などしていたらぶち殺されます。
罰を恐れた嫪毐は秦国に対して反乱を起こします。
これがいわゆる嫪毐(ろうあい)の乱ですね。
結局この反乱はすぐに鎮圧され、呂不韋への連座という形で処分が下されることとなります。
政治の中枢からは外され、権勢が衰えるかと思われた呂不韋ですが、他国のとの交流は続けており、それが政の目に留まります。
そして、「仲父(叔父)とか言っているけど、秦の王家じゃないよね。なんでそんなに領地持ってるの?一族ともども蜀(当時はへき地ですね)へ行け」という内容の詰問がなされました。
このタイミングでとんでもない角度での詰問をしている印象がありますね。
この内容を受けて、呂不韋は今後どこまで行ったとしてもいずれは殺されることを察して服毒自殺をしてその生涯を閉じることとなります。
史実での政(始皇帝)はもちろん中華統一という偉業を成し遂げた人物ですが、ときに非情な対応もしていました。
その点は『キングダム』とは少し印象が違う部分もあるかもしれませんね。
まとめ

出典:http://sakanouenokumo819.blog46.fc2.com/
ここまで呂不韋について実在するのか、その功績についてご紹介しました。
キングダムの醍醐味である「政治」と「戦争」の「政治」面での宿敵として描かれていた呂不韋。
史実も見てみると、ものすごく先見の明のあるビジネスマンという見方もできますね。
のし上がり方や失脚の仕方まで現代日本でも通用する人生ではないでしょうか。
作中では決着がついてしまって、表舞台からは姿を消してしまって寂しいですが、呂不韋が政や秦、中華へ与えた影響は大きいでしょう。
今後の回想シーンなどで登場することを楽しみにしています。
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