『キングダム』は始皇帝(嬴政)による中華統一を描いていますが、果たしていつまで連載が続くのかは明言されていませんね。
一つの区切りとして、嬴政の死までという形もあるでしょう。
嬴政が中華を統一してからしばらく平和な時代を過ごすこととなります。
中華統一という偉業を成し遂げた後、嬴政はどんな状況で、何を思って亡くなったのでしょうか?
嬴政が死ぬときの状況を考察していきましょう。
【キングダム】秦国による中華統一
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紀元前221年に秦国は最期の七雄斉国を滅ぼし、中華を統一します。
その時嬴政はまだ39歳で、十分に寿命が残っている状態でした。
中華が統一されたことで戦争はなくなり、嬴政は天下を本当の意味で一つにするべく、通貨・単位・書体などの統一を推し進めていくこととなります。
これにより、秦国内でも武官より文官の時代に変化していったのでしょう。
そんな中で文官としての能力の高かった、李斯、趙高らが台頭してきます。
【キングダム】中華統一後の嬴政
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中華統一後、嬴政は政治改革に着手をしますが、統一事業の他にも過去に例のないことを行っています。
天下巡遊
中華各地、特に秦にとって重要な土地を回り、祖先へこれまでの功績を報告する行為です。
また、天下へ皇帝の権威を示す機会でもありました。
巡遊の中で「封禅」の儀式も行います。
「封禅」とはかつて三皇五帝が行ったとされるもので、天下が泰平であることを感謝する儀式です。
しかし、当時も伝説とされている儀式ですので、正確な仕来りを知っている人物はおらず、我流で行うこととなります。
不老不死に取りつかれる
始皇帝は中華統一後、死への恐怖から、不老不死を求めて莫大な資産を使います。
徐福という方士に不老不死の薬を探しに行かせたりもします。
もちろん不老不死の薬などあるはずもなく、ただただ金銭を浪費するだけで終わってしまいます。
また、当時は水銀に不死の効果があるとされており摂るようにするなど、およそ不老不死とは逆行した行動をとってしまいます。
中華統一事業では合理的な考え方で次々と偉業をなしてきたにも関わらず、不老不死を求めるという発想になったのは謎が残りますね。
【キングダム】嬴政の最後、死ぬときの状況は?
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いよいよ嬴政の最後のご紹介です。
実は嬴政の死後わずか3年で中華を統一した秦国は滅亡してしまいます。
長い戦国時代を終焉に導いた大国がすぐに滅亡してしまうほど、嬴政の治世は荒れたものだったのでしょうか?
後継者問題
嬴政は5度目の巡遊の途中で亡くなりますが、公に後継者が発表されてはいませんでした。
後継者の本筋である太子扶蘇は蒙恬の駐屯する北方で赴任をしていました。
扶蘇は聡明で、嬴政の政策に度々諫言をしています。
そのことから、嬴政に疎まれていたとも噂をされている人物でした。
北方での任務を与えたことが扶蘇に対しての期待だったのか、左遷の意味合いだったのかはわかりませんが、中央政治と離れた立場に置かれた板ことは確かです。
もう1人の嬴政の寵愛を受けていた息子に末子胡亥がいます。
胡亥は当時11歳と子供でしたが、趙高が教育係として介入をしていました。
結果として胡亥が秦国の2代目皇帝となります。
趙高による遺言の改ざん
実は嬴政は死の間際にあって、扶蘇を跡継ぎをするのこしていました。
しかし、当時の嬴政は猜疑心の塊で、趙高ら寵臣を除いてほとんど面会をしない状態でした。
そのため、遺言はおろか、嬴政の死自体を知っているのも巡遊に同行していた趙高と李斯のみでした。
趙高は法家であり、儒家を重視する扶蘇とは相性の悪い人物です。
扶蘇が即位をしてしまうと立場が悪くなるため、なんと嬴政の遺言を改ざんし、嘘の勅命で扶蘇を殺害、胡亥を即位させてしまいます。
想像通りにいかなかった最期
嬴政は扶蘇に期待をして跡を任せようとしていたのでしょう。
しかし、残された人間の野心や関係性を読み違えたことから、想定と違う方向へ進んでしまいます。
嬴政の最晩年は天下統一政策を推し進めると同時に自らの偉業を知らしめたり、不死に執着したりと中華全体から支持されるとは言い難い行動をしていました。
史実の嬴政は元々猜疑心は強くはありましたが、晩年はそれがより顕著になりました。
ほとんどの家臣とも対面をしないなど、嬴政の状態をしっかりと把握できる人物もいなければ、諫めることもできなかったのでしょう。
中華を統一した嬴政の最期は偉業を成した満足感や周囲からの賞賛よりも、周囲に信頼できる人物がいない寂しいものだったといえるかもしれません。
【キングダム】史実では偉業を成し遂げた嬴政
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ここまで嬴政による中華統一から寂しい最期までを紹介してきましたが、嬴政が偉業を成し遂げたことは疑いようがありません。
最後に嬴政の偉業についても言及していきます。
中華統一
これは言わずもがなですが、これまで中国はいくつもの細かい国に分かれており、別々の文化、言葉を使っている状態でした。
その中で淘汰され残ってきたのが【戦国七雄】。
さらにここから秦国が各国を滅ぼした成し遂げたのが【中華統一】です。
秦以降の時代は長く中華が小国に分かれることはなく、例外はあるものの、秦国の版図をベースとして国が変わっていきます。
現在の中華人民共和国があるのも、嬴政が中華統一をした流れの一部を汲んでいることを考えると歴史的にも非常に大きな意味があると言えますね。
また、【国】の統一だけでなく、人々の【生活】の統一をしたことも大きな出来事です。
通貨・単位・書体などの統一政策は今後の時代が国を管理する上でも重要な事柄でした。
法のもとによる統治
嬴政が主導した国の治め方は後の時代に引き継がれています。
嬴政以前の中華では、血縁によって統治者の決まる、封建制をとっており、各国の王の一声で刑罰や政策、沙汰が決まっていました。
「偉い人がいうことが絶対」という世界観ですね。
しかし、嬴政は原作にもあるように【法】を第一として国を治めていきます。
封建制を廃止し、皇帝によって指名されて官吏を各地方へ置き統治させました。
この封建制の廃止が大きな意味を持ち、後の時代でも少しずつ形を変えても運用されていくこととなります。
おわりに
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嬴政の最後と偉業についてご紹介をしました。
秦国が滅びる原因となる趙高もすでに登場しており、伏線も張られています。
史実での嬴政は心を許せる友人や家臣もいなさそうですので、信の存在も史実と『キングダム』での大きな違いの一つです。
『キングダム』内での嬴政は非の打ちどころのない名君として描かれていますが、今後どのように変わってくるのかがとても楽しみですね。
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